7月7日晴れ ルイカレ邸にたどり着いた

今日は以前から予約していたパリ市街にあるルイカレ邸(アルヴァアールト設計)に行くことにしていたので、10時頃家を出ました。

ガイドツアーの予約は14時なのですが、パリから電車で1時間くらい行って、そこからバスで30分らしいのですが、そのバスが14時の回に間に合うには12時に出るのに乗るしかないということが書いてあったので、それに間に合うように出たのです。とにかくバスに無事乗れるかが一番心配でした。

最寄りの駅からメトロで移動して、メトロの少し大きめな駅から出ているRERという高速鉄道に乗る予定でした。それでSt-Quentin en Yvelines サンカンタンアンイヴリンヌ(終点)行きを待ってたのですが、待っても待っても来ない!

しばらく待とうと思い、ずーと電光掲示板を見てたのですが、来ない!!1時間くらい待ちました。もしかしたら早朝にしか出ていない線なのかなーとか思ったり、

また予約して来週くればいいかなーとかも思ったのですが、(見学は土日しかやっていない)また来週も同じかもしれないし、と思い、とうとう海外パケットを使い(24時間980円)色々調べたんだけど、私の能力では時刻表まで辿り着けず。

それから同じ方向のヴェルサイユ行きはたくさん出てるので、その方面で乗り換えしてうまくSt-Quentin en Yvelinesまで行けないか考えたんだけど、私の調べる能力では無理でした。

最終的に私はヴェルサイユまで行って、そこからタクシーに乗って行こうと考えました。一応グーグルマップではヴェルサイユからルイカレ邸までタクシーで35〜40ユーロと書いてあったので。

そして1時間半くらい経ってからやっとRERに乗ってなぜかヴェルサイユへ向かいました。

もちろん周りはヴェルサイユ宮殿に向かう観光客でごった返していました。

ヴェルサイユまでは30分くらいだったかな?あっという間でした。着いてから私はヴェルサイユ宮殿には目も向けず、タクシーを探しました。

駅前のロータリーにタクシーがいて、そこで私は勇気をふりしぼってドライバーの人にルイカレ邸に行きたいと伝えました。最初に聞いたおじさんはいやいやな顔をしながら話を聞いてくれて、(私がただ道を聞いただけだと思ってたみたい)タクシーで行くのか?と驚いた顔をしました。そしてなぜか前に止まってる別のタクシーを紹介してくれました。

そっちのおじさんは笑顔でルイカレ邸まで行ってくれると言ってくれて、値段を聞いたら50ユーロというので、ここまできたら任せるしかないと思い、私はタクシーに乗りました。

25分くらいで着くと言われ、久しぶりにヨーロッパで車に乗ったので、ヨーロッパを旅していた頃をを懐かしく思い出しました。少し高速のようなものに乗ったので、それも懐かしかったし、ラウンドアバウトとか超懐かしい。


そして無事に13時にルイカレ邸に到着しました。

14時に建物に入れるということで外をぐるりと回って見ていたり、お庭で座って待ちました。私は帰りのバス停がわからないので、どうにかこの見学に来る人に付いて帰ろうと思っていたので、どうか日本人がきますようにと願っていました。このつたない英語じゃ外人に通じないと思ったので、日本人が来ることを強く願っていました。

そして14時の回が始まると、私の他に来ていたのは、外人カップルと小さい2人の子連れのファミリー(アメリカかな)でした。願い叶わず。


建物はとても良かったです。環境が良かったともいうのかな。周りははとても広いお庭に囲まれています。どこの部屋からもこの素敵なお庭が見えます。

ルイカレさんはお金持ちだったらしく、ここに別荘のようなこの建物を建てたらしい。(英語で聞いたから内容合ってないかも)このあたりは昔、高級住宅街だったみたいです。最初はコルビジェに依頼しようと思ってたんだけど、コンクリートがあまり好きじゃなかったらしくアアルトに依頼したようです。

私はアアルトのあの大きな窓が好きです。腰高より低いくらいから天井まで届く幅広の窓です。その前にソファを置いていたり、机や植物を置いていたり、どこも気持ち良さそうに使う姿が目に浮かびます。

玄関からリビングに行くのに、少しだけ階段で下がるのですが、それもまた素敵でした。ゆったりした贅沢な空間でした。

書斎も良かったです。段差があると空間に変化が出て私は好きです。

あとはいろんなところにペンダントライトが結構低めに下がっていて、普通だったらダイニングテーブルの上とかだけになってしまうけど、いろんなところに垂らしてもかわいいなーと思いました。他にも置き型の照明など照明はいろんな種類のが置いてあった。


日本にインスパイアされてルーバーを使ったり、引き戸を使ったりしたところがありました。建具はチーク材、床はオークって言ってた気がする。なんせ英語が半分もわからなかったからね。言葉がわかったら色々聴きたかったよ。

そんな感じで2階は見れず1階を見て終了。1時間の英語のガイドツアーでした。

そして私が心配していた帰りの時間です。勇気を出してカップルにバス停まで行くか聞いたら行くというので一緒に行っていいか聞いたらOKと言ってくれました。カップルがファミリーにも聞いたら車で来ていると言うことでした。

そのカップルが言うにはバスは15:15の回を逃すと17:15しかないと言うことで大急ぎでバス停まで向かいました。

バス停まで向かう間話した内容、

自分たちもタクシーで来た。

St-Quentin en Yvelines行きのRERは今日はなかった。

自分たちはSt-Quentin en Yvelinesからタクシーで来たけど30ユーロかかった。

二人とも建築の仕事をしている。

インドネシアから来た。(彼女が東洋人風の顔立ち。彼は西洋人風。)

以前はアメリカで建築の仕事をしていた。今は二人で開業している。工場や小さなお店をデザインした。

休暇を4週間とっていて、ドイツやイタリアなどを回って来てここが最後。

名前を聞いたが忘れた。(記憶力がなく申し訳ありません)

などを話しました。

それからバスに無事乗れて、(15:20発だった)St-Quentin en Yvelines駅へ向かいました。30分くらいバスに揺られ、無事駅に着いたのですが、やはりRERは動いていないようで、SNCF国鉄があるようで、それに乗ることにしました。どの電車に乗ればいいかカップルも分かっていないようで右往左往しましたが、彼らは携帯を駆使して色々調べ、無事に電車に乗ってRERが動いている駅まで着きました。その間私は彼らの後ろをずっと付いて行くだけでした。本当に申し訳ないです。ありがとう。

カップルの彼は無口な人のようで、最初私が付いて行くことに怒ってるのかな、と心配していたのですが、最後はパリでは他にどこに行くのか聞いてくれて、サヴォア邸に行くと言ったら、僕たちは行けなかったから楽しんで来てくれと言ってくれました。あと建築を観に行くのにいいサイトを教えてくれました。divisare.com

建築が大好きな無口な人だっただけのようで怒ってはいなかったようです。

本当に二人には感謝です。Thank you so much.と言って別れました。それで良かったのかな?

そんなわけで今日は大冒険した気分です。

ケセラセラですね。


明日はご飯ちゃんと作った方がいいよ。それか実家に食べに行ったらいいよ。

私は今日もちゃんと作ったよ。今日は初めておかずが美味しくできた気がする。

お得意料理をみならって作ってみました。

ロシア対クロアチアがやってる。延長戦でロシアが負けちゃってるー

ロシアに頑張ってほしいな。

明日は第一日曜日ということで美術館が無料らしいから、どこか行ってみようかな。

すごい混んでそうだけどね。

おやすみー

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